はじめに
第1章 想定外の災害で求められたもの
― コミュニティラジオの役割
1 「生きるための情報」の不在
2 続々と開局する臨時災害放送局
3 多面的な支援
4 復興の長期化とラジオの役割の変化
5 検討されるべき課題
第2章 復旧と復興のためのラジオ
― 臨時災害放送局の実態と課題
1 類をみない開局数
2 二つの異なるラジオ局
3 自治体が立ち上げた臨時災害放送局
4 コミュニティ放送局による臨時災害放送
コラム ラジオは活きているか!?
コラム 人との出会いと一通の手紙
第3章 「被災地のラジオ局」では括れない物語
― 3つの事例
1 南相馬災害エフエム(南相馬ひばりエフエム)
2 南三陸災害エフエム(FMみなさん)
3 大槌災害エフエム(おおつちさいがいエフエム)
第4章 ラジオ局だからできる支援活動
― コミュニティラジオの運営者たち
1 日本コミュニティ放送協会(JCBA)
2 NPO法人東日本地域放送支援機構
3 サイマルラジオ
4 NHK仙台
コラム ラジオ番組「声の便り」について
第5章 試行錯誤の支援スキーム
― コミュニティラジオの支援者たち
1 財 団 ― コミュニティラジオへの資金提供スキーム
2 企 業 ― 専門性を活かす支援
3 FMわぃわぃとパートナー団体による支援活動
4 FMながおか ― 被災経験と技術で防災に役立つ信念
コラム 希望をつなぎ、未来へつなぐ懸け橋
第6章 救うためのインフラ
― コミュニティラジオの制度と政策担当者たち
1 被災時を支えた総務省の「臨機の措置」
2 東北総合通信局
終 章 社会変革の道具としてのラジオ
― まとめと提言
参考文献
インタビューリスト
附 録 シンポジウム抄録
謝 辞