お点前の研究 ―茶の湯44流派の比較と分析―
お点前の研究 ―茶の湯44流派の比較と分析―


お点前の研究 ―茶の湯44流派の比較と分析―
お点前の研究
―茶の湯44流派の
比較と分析―
廣田吉崇 著
加藤恒彦 装幀
定価(本体4,000円+税)
2015年3月30日発行
B5判上製/224頁
ISBN 978-4-905328-10-0 C0076
発行 大隅書店
在庫 品切れ
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新たなる茶の湯研究の地平を拓く ― 茶の湯のお点前は、流派により、どこがどのように違うのか。お点前の違いから、それぞれの流派の関係はどのように見えてくるのか。大小さまざまな44流派を調査し、各流派の風炉薄茶点前をデータ化して、多変量解析と系統推定による数理的分析を試みる。さらに、現在の点前と近世初期〜中期の茶書の記述を精査し、点前が変化してきたことについて検討。資料編として44流派の系譜も紹介する。
目次
序 章 点前の研究の考え方
 1 研究の前史 ― 千利休の点前を求めて
 2 「茶の湯点前比較研究試論」の概要とその後の展開
 3 流派による点前のちがいと変化
 4 本書の構成

第1章 調査対象流派および点前の分析方法
 1 調査対象流派とその概要
 2 点前の分析方法

第2章 多変量解析による分析
 1 多変量解析による44流派の分析
 2 44流派のグラフ化による検討

第3章 文化系統学による分析
 1 現在から過去を推定する学問
 2 文化系統学による44流派の分析

第4章 調査対象項目ごとの検討
 1 項目ごとの検討方法
 2 点前全般についての項目(①〜⑨)
 3 点前手順を細分化した項目(1〜33)

第5章 点前の多様性をめぐる言説
 1 『茶譜』および『茶道望月集』にみる点前の議論
 2 【⑤】茶碗の仕込み方について
 3 【②】帛紗の付け方について
 4 【8】釜の蓋を開けるについて
 5 【7】柄杓を構える(合の向き)について
 6 茶書の記述と現在の状況との比較検討

終 章 点前が変化すること
 1 本書の議論のまとめ
 2 点前が変化した方向性をめぐる仮説
 3 点前の変化についての再考
 4 点前の変化と家元の役割
 5 さいごに

■資料編
資料1 調査対象流派の系譜
  1 点前からみた流派の問題
  2 Aグループ・千家系IおよびBグループ・千家系II
  3 Cグループ・有楽系
  4 Dグループ・南坊系
  5 Eグループ・その他
  6 Fグループ・石州系
  7 Gグループ・三斎系
  8 Hグループ・遠州系
資料2 44流派の点前の調査方法
資料3 類型化における判断
資料4 参考文献等

あとがき
索 引
著者紹介
廣田吉崇(ひろた・よしたか)
昭和34年(1959)生まれ。昭和60年(1985)東京大学法学部卒。平成7年(1995)阪神・淡路大震災を契機に茶の湯研究をはじめる。平成24年(2012)神戸大学大学院国際文化学研究科文化相関専攻博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院国際文化学研究科国際文化学研究推進センター協力研究員。著書に『近現代における茶の湯家元の研究』などがある。