はしがきにかえて ― 言葉にならない何か
微音、微温
こころのデジタル部分とアナログ部分
薬について語るときに我々の語ること
診断、していないのかもしれない
僕の精神科医前史
若い頃の思い出の断片
ゴジラ、ロック、精神科医
緩和ケアの風景
物語は僕の知らないところでそっと立ち上がる
高齢者と家族、死と再生、もしくは出口と入口
治療の残り香、治癒のその先
ある夫婦の記録
書評
1 トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』
2 トマス・ピンチョン『重力の虹』
3 ティム・オブライエン『本当の戦争の話をしよう』
4 リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』
5 小林章『フォントのふしぎ』
6 森山大道『昼の学校 夜の学校』
7 サイモン・シャーマ『風景と記憶』
8 村上春樹『夢をみるために毎朝僕は目覚めるのです』
9 レイモンド・カーヴァー『ビギナーズ』
10 保坂和志『カンバセイション・ピース』
11 広井良典『コミュニティを問いなおす』
12 デヴィッド・フォスター・ウォレス
『ヴィトゲンシュタインの箒』
13 W・G・ゼーバルト『アウステルリッツ』
あとがき